医療法人高川会 虹の橋病院
内科 −呼吸器内科−

SMOKING CESSATION CLINIC

「タバコは体に悪いし、もうやめよう」
「ああいらいらする! あと一本だけ吸って終わりにしよう」
「やっぱりもう一本・・」  ・・・・・「禁煙は、また今度しよう」

こういうご経験はないでしょうか?
これは意志の弱い方の話ではありません。独力で禁煙するとは大変なことなのです。「禁煙しよう」と決めたら、禁煙指導を受けられる禁煙外来を受診することをお勧めします。タバコに対する「心理的依存(習慣)」、イライラなどの離脱症状(禁断症状)を起こす「ニコチン依存」は、医師やお薬の力を借りなければ、なかなか克服できるものではありません。禁煙外来では、医師が身体・精神的にサポートしながら無理なく禁煙をお手伝いします。

禁煙治療は保険適用で受けられます

※ 2020年より電子タバコによる禁煙治療も対象となりました。

保険適用の条件

  • 禁煙をすぐに実行する意思のある方
  • スクリーニングテストでニコチン依存症と診断された方
  • 禁煙指数(1日の平均喫煙本数×喫煙継続年数)が200以上の方
    *35歳以上の方のみ。35歳未満の方は喫煙本数、年数にかかわらず健康保険適用になります
  • 禁煙治療を受けることに文書で同意された方
  • 過去1年以内に健康保険で禁煙治療を受けていない方

治療の流れ

禁煙補助薬には、皮膚に貼る(ニコチンパッチ)とニコチンを含まない飲み薬(チャンピックス)があります。
それぞれに長所・短所があり、ご自身に合った薬を選択できます。

■ニコチンパッチ

禁煙プログラム

  • 初回
    診察
  • 禁煙
    開始
  • パッチ20
    6週間
  • パッチ10
    2週間
  • 卒煙

メリット

  • タバコよりも少量のニコチンを接種するため、ニコチン切れによる離脱症状(禁断症状)を緩和
  • 貼るだけで簡単
  • 接客などの仕事や歯やアゴの関節の問題でガムが噛めない人でも使用できる

■チャンピックス

この治療法では飲み始めの1週間はタバコを吸いながら服用し、タバコを吸うと”おいしくなくなった”ことを実感できます。
その後、8日目からは禁煙し、徐々に服用量が増えます。このお薬を使った治療のプログラムは、12週間にわたり計5回の診察を受けていただきます。
※現在、チャンピックスは製造上の問題により販売されていません

禁煙プログラム

  • 初回
    診察
  • 禁煙
    開始
  • 再診①
    初回診察から
    2週間後
  • 再診②
    4週間後
  • 再診③
    8週間後
  • 再診④
    12週間後
  • 卒煙

メリット

  • 肌の弱い人でも使用できる
  • 飲むだけなので簡便
  • 接客などの職種や歯やアゴの問題などでガムをかめない人でも使用できる
  • ニコチンを含まない

※1:1日1回から開始し、飲み始めの1週間で徐々に服用量を増やします。
※2:自然にタバコを吸わなくなった場合は、8日目を待たず早めに禁煙に入ります。

初診時の流れ

禁煙外来での費用

禁煙治療(自己負担3割として)は、処方される薬にもよりますが8~12週間で13,000円~20,000円程度です。
12週間でタバコにかかる費用(24,000~36,000円 1日1箱吸う人の場合)を考えれば、節約になるのがわかります。

受診するには

当院は完全予約制で月~土、禁煙外来を行っております。
不明な点は受付にお気軽におたずねください。

ご予約・ご相談

電話による受付を行っています。
※検査の前に診察をお受けいただくようになります。

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